ロレックス オーバーホールおよび研磨事例

 

 

今回の事例はシルバーがクラシカルな雰囲気の50年以上のモデルです。

 

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バネ棒の錆びつきのため、ベルトを本体から外すことができませんでした。
他の部品を傷めないように、このまま分解を進めます。

ベルトは最終的な洗浄前に外します。


自動巻き部品を外しました。
文字盤はきれいですが、内部にはかなりの汚れがみられます。

カレンダー部分も外します。
カレンダーを留めるネジはとても小さいものです。

今回は文字盤側のパーツはあまり汚れていませんが、
常に動く歯車側には痛みがみられます。

文字盤がはずせたら、輪列受けに続きます。
テンプ、アンクルと続きます。

 

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香箱に続く角穴車を外します。

1番受けを外します

3.4.ガンギ車には交換が必要な摩耗は見れらませんでした。

分カナの上にツツカナが付きます。

テンプは破損防止のため、洗浄前に部品に固定し直します。

交換の為に用意した、新しい二番車もほかの部品と一緒にまずは洗浄します。
交換した二番車は確認のため、取り替えたゼンマイとともに依頼者様にお返しします。

パーツを直接ベンジンを使ってブラシで洗浄する場合もあります。
文字盤は洗浄しません。

ご利用誠にありがとうございました。

 

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紳士用デイトジャスト
型番16030 キャリバー3135

OH研磨
39,800
研磨のみ(20,000)

摩耗のため2番車交換
20,000

計59,800