ロレックス エアキング 品番5500 OHと風防交換

ロレックスと航空業界は近しい関係にあり、
エアキングはパイロットウォッチとして生産されました。

 

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今回の修理事例は
ロレックスエアキング品番5500キャリバー1520
シックな黒文字盤で、クラシカルな雰囲気です。
オーバーホールと劣化による風防交換をご希望です。


このモデルの風防はプラスチック製です
現在のモデルの風防はサファイヤガラスが採用されています。

 

文字盤を固定しているのはエト足です。
この部分が損傷すると文字盤がくるくる回るといった不具合になります。
時計業界では文字盤のことを「干支」と呼ぶ慣習があります。
文字盤から生えている足であることから、「干支足」と呼ばれます。
専用のネジで固定されています。

レディスのモデルでは、エト足を使わずはめ込んでいる場合もあります。

 

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ツツカナを外しました。
この部品を抜いて初めて、その先につながる2番車が外せるようになります。

輪列受けが外れると、各歯車も外れます。
その後、いったん外していたテンプを付け直します。
テンプは繊細な構造のため、破損防止の為に固定して洗浄します。

 

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ご利用誠にありがとうございました。
修理期間:約4週間
オーバーホール 基本料金 39,800円(税別)
風防交換 8,000円(税別)

 

時計修理職人に会える店
おかげさまで時計修理工房は、事業拡大につき、
2019年6月7日に東京・銀座に新店舗をオープン致しました。

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